パチスロ名機列伝15回目
名機列伝の第15回目です。
15回目の機種は・・・
獣王です!
4号機
【メーカー】 サミー
【タイプ】 AT機
【設定6の機械割】 145%
爆裂AT機の火付け役
パチスロ初の液晶搭載機として登場したゲゲゲの鬼太郎。
そして初のAT機のゲゲゲの鬼太郎SPなど、斬新な機種を作り波に乗っていたサミーが出した爆裂AT機の獣王。
ボーナス確率こそ設定6でも1/348、設定5以下だと1/439、レギュラー確率は1/720〜1/820と非常に悪いものの、ボーナスの代わりに出玉獲得のメインとなるサバンナチャンスというAT機能を搭載した機種。
通常時は12種類ある15枚役が高確率で成立しているが、それらを全てフォローすることは不可能だが、サバンナチャンスに突入すると筐体右側にあるドットで「ダチョウ・7・ゾウ」の何を狙えば良いか告知してくれるようになる。
サバンナチャンスは1セット10Gor30Gのどちらかで比率は1:1。
純増枚数は約10枚なので、10Gだと約100枚、30Gなら約300枚。
さらに連チャン性能もあり、1回の当選で最高29連チャンする上にもちろん上乗せもするのでツボにハマると一撃万枚などはザラにあった。
サバンナチャンスの抽選契機は純ハズレで高確、低確の状態によって当選率と連チャン率に差が設けられていた。
獣王はビッグ後と設定変更後に高確に移行するのだが、全リールを止めて30秒経過するとリールにでもフラッシュが流れるのだが、高確だとフラッシュが発生する時に右リールの上段が一瞬点滅するので状態の判別が可能だった。
そのため朝一は全員が1回転回してリールのフラッシュを見るという光景が日常だった。
サバチャンは基本奇数設定は連チャン性能が高く、偶数設定は低確でも当選しやすいという特徴があったが、設定6のみ特別で、高確、低確問わずほぼサバチャンに当選する代わりに単発か3連チャンのどちらかにしかほぼ当選しないので非常に分かりやすい仕様だった。
また獣王はメインとサブの2つの基盤で管理されており、主にメイン基盤でボーナスや小役等、サブ基盤でサバチャン等を管理していた。
ある日、全機種に設定6を投入するイベントを開催するお店があり、ビッグ後にクレジットが落ちてくれば設定6確定というアツいものだったので、たいえんさんと2人で来店。
2人とも大花火を打ったのだがクレジットが落ちてこなかったので即終了。
たいえんさんの知り合いが獣王を打っており、ビッグ後にクレジットが落ちてきたので設定6が確定!
しかしハズレを何度引いてもサバチャンに入らない。
設定確認オッケーなので確認したところちゃんと設定6と出てくる。
考えられることはただ一つ。
メイン基盤が設定6でサブ基盤が設定1。
最低の店。
絶対分かるし、評判悪くなるからそんなことしない方が良いのに。
ちなみに設定6のみハズレ確率が悪いので、メイン基盤設定1、サブ基盤設定6が一番機械割は高くなる。
獣王との思い出
【エピソード】
当時メインで通っていたスロット専門店Rの末尾統一高設定の日に朝から来店して狙い台をスカった日があった。
ちょうどこの頃サミーのコピー打法が発覚した時で、サミー系の台が全て調整中になっていたのだが、この日の午後から解放となったのだ。
狙い台をスカって打つ台もないのでアナウンスがあってからすぐに並び獣王を確保。
設定6が必ず1台は入っていると思いドキドキしながら打つ。
1台、また1台とハズレを引き残るは「えんおうさん」と「たいえんさん」の台のみ。
先に「えんおうさん」がハズレを引いてサバチャンに入らず。
ニヤリとしていた「たいえんさん」がハズレを引いたがサバチャンに入らず。
設定6入ってねえじゃねえか!
まあベースは高かろうと思い打っていると「えんおうさん」の台は高確率で引いたハズレから全てサバチャンに繋がっていたので設定5と予想。
「たいえんさん」の台は高確率で引いたハズレから2回ほど非当選だったので設定4の予想。
「えんおうさん」は上乗せを繰り返しサバチャン47連して一撃10,000枚を獲得!
その前にも5,000枚ほど出ていたので合計18,000枚を交換!
「たいえんさん」も10,000枚を出して2人でニコニコしながら帰った。
この店は閉店後にその日の出玉ベスト10と設定をHPで公開していたので家に着いてから確認。
もちろん設定は5と4で間違いなかろう。
そう思ってHPを見ると
えんおうさんの台 設定3
たいえんさんの台 設定2
ただのヒキ強だった。
しかもこれがえんおうさんの過去最高出玉と来たもんだ。
獣王の登場により、この後各メーカーから爆裂AT機がどんどんと登場するのであった。
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